■マリンモービル移動の一例を紹介いたします。

  腐食防止と盗難防止のため、アマチュア無線のアンテナとリグは常設しておりません。
  そのため、マリーナへ出向く際はこんな感じの装備です(笑)
  出航にあたり、おでかけ前準備。。。 この準備、クーラーボックスは持っていないものの、釣りですよね。
  近所の人は、釣り好きなんだなぁ〜 と絶対に見ています(笑) ともあれ、こんな軽装備です。


 

  マリンクラブのスタッフ達
   もう、長いことお世話になっております。  軽く雑談した後に、船を沖へ向けて広い海洋に向かいます。
  そもそもの話ですが、アマチュア無線のために船舶を楽しんでいるわけではなく、家族とのコミュニケーションの一環です。大切な家族と休日を楽しみながら、ついでに無線運用と言った感じですね。
   そのようなやり方ですと、家族との時間と移動運用を両立出来、また、海やマリンスポーツを趣味とする仲間たちとの交流も広がり、付加価値は非常に大きいものとなっております。

 

   沖に行ってから息子が楽しみにしている操船(笑) 車じゃ出来ませんからね。
   船舶の場合、1・2級小型船舶操縦士の指揮の基であれば操船することは可能ですが、港則法の適用海域及び海上交通安全法(東京湾・伊勢湾・瀬戸内海)の航路を航行する場合は操船は免許人に限りますのでどこでもOKという訳ではないです(笑) あと、入出港や離着岸も免許人に限ります。
   娘は、いつも船体後方がお気に入りで一人で陣取っています(笑)

 

   いざ運用!
   そこそこですが、沖に行きます。ほとんど周囲に船舶はおりません。結構沖に出ても、遮る物もないためハンディー機でも良く飛びます。
   HFではドパイルです(笑)
   注)自動車でのハンディー機運用は道路交通法により禁止されております。船舶と異なりますので注意ください

 

   使用無線機はFT-857です。 同軸ケーブルなど配線類は綺麗に埋め込んでおります。
   使用する時だけ、ポンと特に固定せず置いております。 空中線の写真を撮り忘れましたが、操船している頭上に表示灯や旗を取り付けるマストがあり、そこにRadixのV-DPを仮設しております。
   HFのアンテナの取り付け位置は、おおよそ海上から8mくらいの位置になると思います。
   帰港の頃になると、息子は昼寝(笑)。 娘は船酔い気味でグロッキーになっております。いつものことです。

 

   船の操船って、簡単そうですよね? 操作は簡単ですが、実は車より難易度が高いと思っています。
   操船すると分かるのですが、直進しているようで直進しません。潮の流れで流されますので、コンパス便りで進路を維持しながらGPSを兼用します。また、速度計はありません。 速度は計算で算出します。 動いた距離を時間で計算します。 まぁ、船舶用GPSでは速度表記(ノット)が表示されますので、目安となりますね。 一番難しいのは、濃霧です。私の船体にはレーダーを備えてませんので、濃霧の際は、停船して天候回復を待つのみ。他船に気を付けながら緊張感が続きます。
   車で言うと、雪国で地吹雪に見舞われるホワイトアウトと同じですね。 また、夜ですが・・・。これもまた難易度が高いです。あまりの暗闇で本当に何も見えません。 目を開けても、閉じても変わらないくらいの暗闇です。 夜の操船は、周囲の船の表示灯とGPSが頼りです。 船舶の表示灯は見ると相手の船舶の進路方向が分かるようになっており、お互いに意識しております。